“灌園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんえん75.0%
クワンヱン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳湾は幕府の郡代田口五郎左衛門の手代てだいとなり飛騨ひだ出羽でわその他の地に祗役しえきし文化九年頃より目白台めじろだいに隠棲し詩賦灌園かんえんに余生を送った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
岩崎灌園かんえんがその著『本草図譜ほんぞうずふ』で右先輩の説を覆えし、この杜若なる植物はアオノクマタケラン(ショウガ科に属し支那と日本とに産し暖地に見る)
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
その年十一月発行の『植物研究雑誌』第三巻第十一号に「エヂプトノパピルスヲ想起セシムルくわんゑんがやつり」と題して写真入りで報じ「今年[大正十五年]東京上野公園下ノ不忍池ニ発生シタ灌園クワンヱンがやつりノ大群落ニ出会タ人ハ誰レカ歎声ヲ放タザルモノアリヤト問ヒタイ、 ...
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)