“蒼(そう)” の例文
巨木うっ蒼(そう)と天地を覆(おお)うとりました、蘆葦(ろい)の茫々(ぼうぼう)としげれることは咫尺(しせき)を弁ぜざる有様、しかも、目の極まる限りは坦々(たんたん)とした原野つづき
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
……『古今註(こきんちゅう)』に、『鶴は千歳(せんざい)にして蒼(そう)となり、二千歳にして黒(こく)、即(すなわ)ち玄鶴(げんかく)なり。白鶴(はっかく)もまた同じ。死期を知れば、深山幽谷(しんざんゆうこく)にかくれて自(みずか)ら死す』
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)