“阿姪”の読み方と例文
読み方割合
あてつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいそう阿甥あせい阿姪あてつ、書生など三階総出の舞台の中央にすつくと突立つゝたつ木強漢(むくつけをとこ)。其れ韈(くつした)をお穿きなさい。韈は穿きぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
腕をえぐつて毒箭どくやの毒をぬかせた関羽くわんうもどきに、小生はぽかんと立つてぬつと両手を出して居れば、阿姪あてつが笑ひ/\縫い上げをなし終りぬ。シヤツの肩上げは済みたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
阿姪あてつ阿甥あせい書生とうの眼を避けて、鏡にそむいてすまし居たり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)