“剜”の読み方と例文
読み方割合
えぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と悲鳴を上げるのを、ウヽーンとえぐりました。苦しいから足をばた/\やる拍子にふすまが外れたので、和尚が眼を覚して
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、唇をかんだ金吾は、えぐるような彼の声に、歩足の自由を奪われたかの如く、まッたく色を失いかけました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「寧ろこの使用つかい古るした葡萄ぶどうのような眼球めのたまえぐり出したいのが僕の願です!」と岡本は思わず卓を打った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)