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緇衣
ふりがな文庫
“緇衣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しい
50.0%
しえ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しい
(逆引き)
おおこれらすべての司祭輩よ! 陛下がこれら
緇衣
(
しい
)
の手より我らを解放せらるる時に
非
(
あら
)
ずんば、伯爵よ、事みなそのよろしきを得じ。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
退けば
即
(
すなわ
)
ち
緇衣
(
しい
)
、
香烟茶味
(
こうえんちゃみ
)
、淡然として生を終り、
栄国公
(
えいこくこう
)
を
贈
(
おく
)
られ、
葬
(
そう
)
を賜わり、天子をして
親
(
み
)
ずから
神道碑
(
しんどうひ
)
を製するに至らしむ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
緇衣(しい)の例文をもっと
(5作品)
見る
しえ
(逆引き)
身に
緇衣
(
しえ
)
をまとうものが女の事を——あゝ私はとうとう言ってしまいました。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
むかし
笠置
(
かさぎ
)
の
解脱
(
げだつ
)
上人が、
栂尾
(
とがのを
)
の
明恵
(
みやうゑ
)
上人を訪ねた事があつた。その折明恵は
質素
(
じみ
)
な
緇衣
(
しえ
)
の下に、
婦人
(
をんな
)
の着さうな、
緋
(
ひ
)
の勝つた派手な下着を
被
(
き
)
てゐるので、解脱はそれが気になつて溜らなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
緇衣(しえ)の例文をもっと
(5作品)
見る
“緇衣”の意味
《名詞》
緇衣(しい、しえ)
黒色の衣。黒衣。
僧侶。
(出典:Wiktionary)
緇
漢検1級
部首:⽷
14画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“緇”で始まる語句
緇
緇流
緇素
緇素月見
“緇衣”のふりがなが多い著者
薄田淳介
ヴィクトル・ユゴー
倉田百三
薄田泣菫
中里介山
幸田露伴
三好達治
喜田貞吉
永井荷風