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舞衣
読み方 | 割合 |
まいぎぬ | 50.0% |
まひぎぬ | 33.3% |
まいごろも | 16.7% |
その
瀟洒な
風采は、あたかも古武士が
鎧を取って投懸けたごとく、白拍子が
舞衣を
絡うたごとく、自家の特色を発揮して
余あるものであった。
筋は
日本の
美はしき
乙女の
舞衣の
姿が、
月夜にセイヌ
河の
水上に
彷徨ふて
居るといふ、
極めて
優美な、また
極めて
巧妙な
名曲の
一節、一
句は一
句より
華かに、一
段は一
段よりおもしろく
老公は、楽屋に入って
天冠をとらせ、上の
古代紗の
舞衣をぬぐと、ややしばし、
床几に寄ったまま、大きな
呼息をついていた。