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宋
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そう
ふりがな文庫
“
宋
(
そう
)” の例文
その後
宋
(
そう
)
の茶人らが粉茶を用いるに至って、彼らは
濃藍色
(
のうらんしょく
)
および
黒褐色
(
こくかっしょく
)
の重い茶碗を好んだ。
明人
(
みんじん
)
は
淹茶
(
だしちゃ
)
を用い、軽い白磁を喜んだ。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
床には、彼の風雅癖を思わせて、
明人
(
みんびと
)
仇英
(
きゅうえい
)
の、
豊麗
(
ほうれい
)
な
孔雀
(
くじゃく
)
の、
極彩色
(
ごくさいしき
)
大幅が掛けられ、わざと花を生けない花瓶は、
宋
(
そう
)
代の磁だった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
詩にて申候えば『古今集』時代は
宋
(
そう
)
時代にもたぐえ申すべく俗気
紛々
(
ふんぷん
)
と致し
居
(
おり
)
候ところはとても
唐詩
(
とうし
)
とくらぶべくも無之候えども
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
ここの家は、五代の末期、
宋
(
そう
)
の太祖の時代に地方へ
降
(
お
)
りたもので、祖先の
柴世祖
(
さいせいそ
)
は、帝位にあった幼君だった。時に
契丹
(
きったん
)
との大戦あり。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは
宋
(
そう
)
の
徽宗
(
きそう
)
皇帝の
御筆
(
ぎょひつ
)
という
鷹
(
たか
)
の一軸である。酒宴が果てて客がみな帰り去った後、夜が
更
(
ふ
)
けてからかの狐が忍んで来た。
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
宋
(
そう
)
に戯曲、
渾
(
こん
)
、
詞説
(
しせつ
)
有り。
金
(
きん
)
に
院本
(
いんぽん
)
、
雑劇
(
ざつげき
)
有り、
其
(
そ
)
の
実
(
じつ
)
は一なり。〕とあるによりて知らる。これ
鷲津毅堂
(
わしづきどう
)
先生が『
親燈余影
(
しんとうよえい
)
』に出でたり。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
定窯
(
ていよう
)
といえば少し骨董好きの人なら誰でも知っている貴い陶器だ。
宋
(
そう
)
の時代に
定州
(
ていしゅう
)
で出来たものだから定窯というのである。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
唐
(
とう
)
や
宋
(
そう
)
の頃にはよほど進んで来て居り、その後の元の
郭守敬
(
かくしゅけい
)
という人の
創
(
はじ
)
めた天元術というのは、
殊
(
こと
)
に名だかいものです。
関孝和
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
例えばあの
宋
(
そう
)
代やゴシック時代の工藝は、救われた特殊の個人美を示しているのではなく、共に救われている普遍な民衆美を示しているのである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
全体この角煮は
宋
(
そう
)
の
蘇東坡
(
そとうば
)
が
工風
(
くふう
)
した料理だといって支那人は東坡肉と号するが、最初は今いった通り
杉箸
(
すぎばし
)
の通るまで
湯煮
(
ゆで
)
てそれを
冷却
(
さま
)
しておく。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
かの
宋
(
そう
)
朝が絶対平和主義を持して北方の強たる
金
(
きん
)
及び
元
(
げん
)
に苦しめられ、
胡澹庵
(
こたんあん
)
をして
慷慨
(
こうがい
)
のあまり、
秦檜
(
しんかい
)
、
王倫
(
おうりん
)
斬るべしと絶叫せしめた上奏文を見ても
世界平和の趨勢
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
虎関、夢窓、中巌、義堂、そして一慶さま……あの懐しい師匠たちの
棲
(
す
)
まう伝統へ、
宋
(
そう
)
の学問へ、俺は帰るのだ。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
既に借りた以上は仕方が無い、
未
(
いま
)
だ借りざる先の慚づべき心を以つてこれに対せんとするも
能
(
あた
)
はざるなりだらう。
宋
(
そう
)
の時代であつたかね、何か乱が
興
(
おこ
)
つた。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
古昔
(
むかし
)
宋
(
そう
)
の
文帝
(
ぶんてい
)
の
頃
(
ころ
)
魏
(
ぎ
)
の中書學生に
盧度世
(
ろとせい
)
と云者あり
崔浩
(
さいかう
)
の事に坐し
亡命
(
にげ
)
て
高陽
(
かうやう
)
の鄲羆の家に竄る
官吏
(
やくにん
)
羆
(
ひ
)
の子を
囚
(
とらへ
)
て之を
掠治
(
たゞす
)
羆
(
ひ
)
其子を
戒
(
いまし
)
めて曰君子は身を殺て
仁
(
じん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
故
(
まこと
)
に
此
(
この
)
二
子
(
し
)
は
皆
(
みな
)
聖人
(
せいじん
)
なるも、
猶
(
な
)
ほ
身
(
み
)
を
役
(
えき
)
して
世
(
よ
)
を
渉
(
わた
)
る
此
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
く
其
(
そ
)
れ
汙
(
ひく
)
きこと
無
(
な
)
き
能
(
あた
)
はず。
則
(
すなは
)
ち
(一〇〇)
能仕
(
のうし
)
の
設
(
は
)
づる
所
(
ところ
)
に
非
(
あら
)
ず。
宋
(
そう
)
に
富人
(
ふうじん
)
あり、
天
(
あめ
)
雨
(
ふ
)
りて
墻
(
かき
)
壞
(
やぶ
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
昔し
宋
(
そう
)
の
大慧禅師
(
だいえぜんじ
)
と云う人は、悟道の
後
(
のち
)
、何事も意のごとくに出来ん事はないが、ただ夢の中では俗念が出て困ると、長い間これを苦にされたそうだが、なるほどもっともだ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
中国では、
牡丹
(
ぼたん
)
が
百花
(
ひゃっか
)
のうちで第一だから、これを
花王
(
かおう
)
と
唱
(
とな
)
えた。さらに
富貴花
(
ふうきか
)
、
天香国色
(
てんこうこくしょく
)
、
花神
(
かしん
)
などの名が呼ばれている。
宋
(
そう
)
の
欧陽修
(
おうようしゅう
)
の『
洛陽牡丹
(
らくようぼたん
)
の記』は有名なものである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
天下の
民
(
たみ
)
寒き者多し独り
温煖
(
あたたか
)
ならんやと
曰
(
のたま
)
いし。
宋
(
そう
)
の太祖が
大度
(
たいど
)
を慕い。
普
(
あまね
)
く慈善を施せしも。始め蛍の
資本
(
ひだね
)
より。炭も
焼
(
やく
)
べき
大竈
(
おおかまど
)
と成りし始末の
満尾
(
まんび
)
迄。御覧を
冀
(
ねが
)
うと
言
(
いう
)
よしの。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
無錫
(
ぶしゃく
)
の
宋
(
そう
)
という家へ、男の子となって生れることになっておりますが、あなたに情縁が重うございますから、一度あなたにお眼にかかるまで、生れ出る月を延ばしております、が
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
私はしばしば
殷
(
いん
)
の礼制の話をするが、殷の子孫の国である現在の
宋
(
そう
)
には、私のいうことを証拠立てるようなものが何も残っていない。それは典籍も不十分であり、賢人もいないからだ。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
この
宋
(
そう
)
さんが、じつは、
諭吉
(
ゆきち
)
のようすをさぐるためにやってきていたのでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
夫人
南子
(
なんし
)
はつとに
淫奔
(
いんぽん
)
の噂が高い。まだ
宋
(
そう
)
の公女だった頃異母兄の
朝
(
ちょう
)
という有名な美男と通じていたが、衛侯の夫人となってからもなお宋朝を衛に呼び大夫に任じてこれと
醜
(
しゅう
)
関係を続けている。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
その
後
(
ご
)
宋
(
そう
)
の
時代
(
じだい
)
からは、だん/\
拙
(
まづ
)
い
粗末
(
そまつ
)
なものになつてしまひました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
むかし
宋
(
そう
)
の
武帝
(
ぶてい
)
の
女
(
むすめ
)
、
壽陽
(
じゆやう
)
麗姫
(
れいき
)
、
庭園
(
ていゑん
)
を
歩
(
ほ
)
する
時
(
とき
)
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
散
(
ち
)
りて
一片
(
ひとひら
)
其
(
そ
)
の
顏
(
かんばせ
)
に
懸
(
かゝ
)
る。
其
(
そ
)
の
俤
(
おもかげ
)
また
較
(
たぐ
)
ふべきものなかりしより、
當時
(
たうじ
)
の
宮女
(
きうぢよ
)
皆
(
みな
)
爭
(
あらそ
)
つて
輕粉
(
けいふん
)
を
以
(
もつ
)
て
顏
(
かほ
)
に
白梅
(
しらうめ
)
の
花
(
はな
)
を
描
(
ゑが
)
く、
稱
(
しよう
)
して
梅花粧
(
ばいくわしやう
)
と
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
茶の進化の三時期——
唐
(
とう
)
、
宋
(
そう
)
、
明
(
みん
)
の時代を表わす
煎茶
(
せんちゃ
)
、
抹茶
(
ひきちゃ
)
、
淹茶
(
だしちゃ
)
——茶道の鼻祖陸羽——三代の茶に関する理想——後世のシナ人には
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
また、自分のことに
回
(
かえ
)
るが、わしが御房の年ごろには、畏れ多いが、
仏陀
(
ぶっだ
)
の
御唇
(
みくち
)
も女に似て見え、
経文
(
きょうもん
)
の
宋
(
そう
)
文字も恋文に見えた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北固山は
宋
(
そう
)
の
韓世忠
(
かんせいちゅう
)
兵を伏せて、
大
(
おおい
)
に
金
(
きん
)
の
兀朮
(
ごつじゅつ
)
を破るの
処
(
ところ
)
たり。其詩また
想
(
おも
)
う可き
也
(
なり
)
。
劉文
(
りゅうぶん
)
貞公
(
ていこう
)
の墓を詠ずるの詩は、
直
(
ただち
)
に自己の
胸臆
(
きょうおく
)
を
攄
(
の
)
ぶ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
宋
(
そう
)
の
理宗
(
りそう
)
皇帝のとき、
浙江
(
せっこう
)
の
潮
(
うしお
)
があふれて
杭
(
こう
)
州の都をおかし、水はひさしく
退
(
ひ
)
かないので、朝野の人びとも不安を感じた。
中国怪奇小説集:12 続夷堅志・其他(金・元)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
虎関、夢窓、中巌、義堂、そして一慶さま……あの懐しい師匠たちの
棲
(
す
)
まふ伝統へ、
宋
(
そう
)
の学問へ、俺は帰るのだ。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
例えば
宋
(
そう
)
代の磁州窯とか、または
高麗焼
(
こうらいやき
)
とか。しかしこれらのものがもつ卓越した美については、改めて説くほどもなく広く紹介されているからである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
金、元の
鉄騎
(
てっき
)
というものは実に
宋
(
そう
)
の君臣を戦慄させた。一度馬に跨って南の方へ下ると、もう決して支那人のいう中国の兵はこれに当ることは出来なかったのである。
東亜の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
宋
(
そう
)
の
高宗帝
(
こうそうてい
)
が
金
(
きん
)
の兵に追われて、
揚子江
(
ようすこう
)
を渡って杭州に
行幸
(
ぎょうこう
)
した際のことであった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
また
柄
(
え
)
のついた
鏡
(
かゞみ
)
や
四角
(
しかく
)
な
鏡
(
かゞみ
)
も、
唐
(
とう
)
や
宋
(
そう
)
以後
(
いご
)
のものであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
宋
(
そう
)
さん、
宋
(
そう
)
さん。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「これはつい申しおくれた。私は姓を
宋
(
そう
)
、名を
江
(
こう
)
といって、近くの
宋家村
(
そうかそん
)
から日々この県役署に通勤しておる一押司です」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宋
(
そう
)
のとき、なにがしという男がその妻と共に眠った。夜があけて、妻が起きて出た後に、夫もまた起きて出た。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其のうるさくて
忌々
(
いまいま
)
しいことは
宋
(
そう
)
の欧陽修をして憎蒼蠅賦の好文字を
作
(
な
)
すに至らしめ、其の
逐
(
お
)
えば逃げ、逃げては
復
(
また
)
集るさまは、片倉小十郎をしてこれを天下の兵に
擬
(
なぞら
)
えて
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
あの中世紀やあの
宋
(
そう
)
代やあの李朝期やあの江戸時代の栄誉を語る作品は、少しよりできなかった作品であろうか。そうしてかつて多くできたために醜さが増したであろうか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
煮る団茶、かき回す粉茶、
淹
(
だ
)
す
葉茶
(
はぢゃ
)
はそれぞれ、
唐
(
とう
)
、
宋
(
そう
)
、
明
(
みん
)
の気分を明らかに示している。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
されば
斉桓公
(
せいかんこう
)
が
鄭伯
(
ていはく
)
と会して
武父
(
ぶほ
)
に
盟
(
ちか
)
い、旧盟の
宋
(
そう
)
を伐つや、左伝にはこれを評して
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
六朝
(
りくちょう
)
の石仏の一つは、うつとりと
睡
(
ねむ
)
たさうな微笑を浮べてゐた。ガンダーラの小さな石の首からは、ギリシャの海の音が聞えた。
宋
(
そう
)
の青銅仏は概して俗だが、木彫りには、いゝものがあつた。
夜の鳥
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
「ああ、思い出した。それじゃあ、なんでも滄州の近郊には、
宋
(
そう
)
の
太祖
(
たいそ
)
武徳皇帝のお
墨付
(
すみつき
)
を伝来の家宝に持っているどえらい名家があると聞いたが」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたくしどもにはよく
判
(
わか
)
りませんが、支那の小説は大体に於いて、
唐
(
とう
)
と
清
(
しん
)
とが一番よろしく、次が
宋
(
そう
)
で、
明
(
みん
)
朝の作は余り面白くないのだとか申すことでございます。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
前代の
宋
(
そう
)
元
(
げん
)
傾覆の
所以
(
ゆえん
)
を考えて、宗室の孤立は、無力不競の弊源たるを思い、諸子を
衆
(
おお
)
く四方に封じて、兵馬の権を有せしめ、
以
(
もっ
)
て帝室に
藩屏
(
はんべい
)
たらしめ、
京師
(
けいし
)
を
拱衛
(
きょうえい
)
せしめんと欲せり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
各時代の歴史はそれぞれの偉大な王侯や、英雄を有ち、また重く強い民衆をひかえているのであります。
周
(
しゅう
)
や
秦
(
しん
)
や漢や
六朝
(
りくちょう
)
、つづいて
唐
(
とう
)
宋
(
そう
)
元
(
げん
)
、
明
(
みん
)
清
(
しん
)
の各時代は、それぞれ巨大な歴史を有って居ります。
北支の民芸(放送講演)
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
いやむしろ、元の前時代、
宋
(
そう
)
や
唐
(
とう
)
の昔より、国運は
漲
(
みなぎ
)
り、近代的に
覚
(
さ
)
めて以て、今や明の盛代とさえ見えた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五代を過ぎて
宋
(
そう
)
に入りますと、まず第一に『太平広記』五百巻という大物がございます。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何様
(
どう
)
いう仔細あって聖人が子まであった夫人を去られたか、それはそれがし不学で未だ見及ばず聞及ばぬが、孔子は年十九にして
宋
(
そう
)
の
幵官氏
(
けんかんし
)
を
娶
(
めと
)
られ、其翌年に
鯉
(
り
)
字
(
あざな
)
は伯魚を生ませたもうたのである。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
あとで聞くと、その祐慶という仏師は日本の人ではなく、
宋
(
そう
)
から渡来した者だそうです。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
書画骨董がすきと知ればあらそって
宋
(
そう
)
元
(
げん
)
の名品だの、
雨過天晴
(
うかてんせい
)
の佳品やらを。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宋
漢検準1級
部首:⼧
7画
“宋”を含む語句
呂宋
宋朝
大宋国
宋人
入宋
宋槧本
宋江
大宋
宋版
北宋
唐宋
宋窯
宋学
唐宋八家文
宋襄
宋槧
宋教仁
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宋儒
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