“唐宋八家文”の読み方と例文
読み方割合
とうそうはっかぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし弔辞の処女作には多少の興味を持っていたから、「悠々たるかな、白雲はくうん」などと唐宋八家文とうそうはっかぶんじみた文章をそうした。その次のは不慮ふりょ溺死できしを遂げた木村大尉きむらたいいのために書いたものだった。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
きりの古い本箱が積み重ねられて、綱鑑易知録こうかんいちろく、史記、五経、唐宋八家文とうそうはっかぶんなどと書いた白い紙がそこに張られてあった、三尺の半床はんどこ草雲そううんの蘭のふくのかかっているのが洋燈らんぷの遠い光におぼろげに見える。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)