“大宋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいそう50.0%
タイソウ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そいつはよかった! そう先生なら、梁党りょうとうの盟主どころか、大宋たいそう国の天子さまに納まッたって、ちっとも、おかしいことはねえ!」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……いま、北京府の急使、王定が訴えに聞けば、これを一地方の擾乱じょうらんとだけでは見過ごせん。天下の兇事、大宋たいそう朝廷のご威厳にかかわる」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何やらの書にも——ソノ味ハ醇厚ジユンコウ、久シキヲテモ損セズ、ユヱイニシヘヨリ大宋タイソウ南蛮ナンバンニ往来スル倭船ワセンモ、必ズココニテ酒壺シユコ吉備酒キビザケヲ満タシ、長キ船中ノ用ニツ——とか。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)