“御筆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おふで33.3%
ぎょひつ33.3%
みふで33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後藤さんも満洲へ来ていただけに、字がうまくなったものだと感心したが、そのじつ感心したのは、後藤さんの揮毫きごうではなくって、清国皇帝の御筆おふでであった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それはそう徽宗きそう皇帝の御筆ぎょひつというたかの一軸である。酒宴が果てて客がみな帰り去った後、夜がけてからかの狐が忍んで来た。
よき里と三とせ御筆みふでのあとに見き今宵虫きくうす月の路 (渋谷にて)
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)