“御直筆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぢきひつ33.3%
おんぢきひつ33.3%
ごぢきひつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熟々つく/″\見るに其結構けつこうなるこしらへはまがふ方なき高貴の御品次に御墨付すみつきおしひら拜見はいけんするに如樣いかさま徳太郎君の御直筆おぢきひつとは見えけることわざに云へる事ありじやは一寸にして人をかむの氣ありとらは生れながらにしてうし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とあり御直筆おんぢきひつに相違なければ面々めん/\恐れ入り拜見致されまた御短刀をも一見するにまがふ方なき御品なれば御老中若年寄わかどしよりには愈々將軍の御落胤ごらくいんに相違なしと承伏しようふくし伊豆守殿すなはち伊賀亮を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持出し伊賀亮どの貴殿きでん只今の失言しつげん聞惡きゝにくし則ち御落胤らくいん相違さうゐなき證據は是にありとく拜見はいけんあるべしと出し示せば伊賀亮苦笑にがわらひしながらさらば拜見せんと手に取上これはまがひなきたう將軍家の御直筆ごぢきひつなり又御短刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)