“御直々”の読み方と例文
読み方割合
ごじきじき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや彼の証判などはいらん。わしは大塔ノ宮御直々ごじきじきに宿所をいただく。そうだ、ひとまず千種ちぐさ殿のおん許まで行こう。二条の千種殿のとこまでまいれ」
「昨日、執権御直々ごじきじきに伺ったが、このたびは、かねて内々の御縁談が、いよいよ、公儀の御認可みゆるしとも相成ったよし、なんともめでたいことと、共におよろこび申しておる」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)