“御落胤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごらくいん77.8%
おんおとしだね11.1%
おらくいん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる御落胤ごらくいんとでもいったようなものなんですかな。ほれほれ御覧なさい。血統ちすじは争われないもので、三白眼でこっちを睨んでいます
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
經廻へめぐ同類どうるゐを語らひ今般こんぱん將軍の御落胤おんおとしだねなりと名乘出候に相違さうゐ御座なく候としたゝめたれば扨々にく惡僧あくそうなり如何に越前此調このしらべは伊豆守の内意ないいを受て紀州表を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見合せたれあつて一ごん申出る者なく如何いかにももつともの事と思ふ氣色けしきなり此時御城代ごじやうだい相摸守殿申さるゝ樣は成程なるほど段々の御申立委細ゐさい承知しようちせり併し夫にはたしか御落胤おらくいんたるの御證據しようこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)