御落胤おんおとしだね)” の例文
經廻へめぐ同類どうるゐを語らひ今般こんぱん將軍の御落胤おんおとしだねなりと名乘出候に相違さうゐ御座なく候としたゝめたれば扨々にく惡僧あくそうなり如何に越前此調このしらべは伊豆守の内意ないいを受て紀州表を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さても平野村甚左衞門方に世話せわに成居るお三婆は此事をきくよりおほひなげかなしみ先年御誕生ごたんじやうの若君の今迄いままでも御存命におはしまさば將軍の御落胤おんおとしだねなれば何樣いかやうなる立身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)