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今般
經廻り
同類を語らひ
今般將軍の
御落胤なりと名乘出候に
相違御座なく候と
認めたれば扨々
憎き
惡僧なり如何に越前
此調は伊豆守の
内意を受て紀州表を
『
今般帷子小路の四畳半より加賀野
川原町四番戸に転居
仕候』と云ふ知人への知らせの端書に何の事はなけれど、
然もこの表面は何の事もなき変化が
ソコで私が一案を
工風して、老母から哀願書を差出すことにして、私が
認めた案文のその次第は、
云々今般倅釜次郎犯罪の儀、誠に
以て恐れ入ります、同人事は実父
円兵衛存命中
斯様々々