“攄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
85.7%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と。これ彼が満腔まんこうの不平をべたるなり。しかれども吾人ごじんを以てこれを見れば、一老生の言、実に彼が急所を刺すものあるを覚う。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
北固山はそう韓世忠かんせいちゅう兵を伏せて、おおいきん兀朮ごつじゅつを破るのところたり。其詩またおもう可きなり劉文りゅうぶん貞公ていこうの墓を詠ずるの詩は、ただちに自己の胸臆きょうおくぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ことにその題目が風月の虚飾を貴ばずして、ただちに自己の胸臆きょうおくくもの、もって識見高邁こうまい、凡俗に超越するところあるを見るに足る。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)