“宋家村”の読み方と例文
読み方割合
そうかそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これはつい申しおくれた。私は姓をそう、名をこうといって、近くの宋家村そうかそんから日々この県役署に通勤しておる一押司です」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じつに故郷鄆城県うんじょうけん宋家村そうかそん立退たちのいた以後その消息を世に絶っていた宋押司そうおうし——かの及時雨きゅうじう宋江そうこうだったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の家は代々、鄆城県うんじょうけん宋家村そうかそんの医者で、宋江は三人兄弟の二番目だった。親には孝行で、人には義が厚いところから、村の衆は、彼を呼ぶに、孝義のくろ二郎などといった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)