“南宋”の読み方と例文
読み方割合
なんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ明るいおももちに返って、南宋なんそう北宋ほくそうの画風を問い、東山殿ひがしやまどのの好みと土佐の絵所の比較を論じ、また近世の山楽などの狩野調かのうちょうから和蘭陀絵オランダえの影響などにいたるまで
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、書の精神にも、あるいはまた南宋なんそう画の精神とも共通する処のものである。南宋画が北画に対して起った原因と丁度近代絵画が湧出ゆうしゅつした事とは、頗るそれも類似せる事を私は感じるのである。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)