“宋学”の読み方と例文
読み方割合
そうがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはいえ、彼ら若公卿たちは、新しい宋学そうがくにもふれ、宋代の兵法書にも精通していた。この貧しい孤軍の士気を考えないわけはない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俊基がそんな軽薄ではないにしろ、彼とて、新しい宋学そうがく造詣ぞうけいにかけては、堂上一般の若公卿なみに、いやそれの先駆者ぐらいな誇りもある者だった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんな異朝いちょうの故事や、いちいちな辞解などは、いま宋学そうがく流行のなかにある宮廷人か、またはよほどな篤学者とくがくしゃでもあるならいざ知らず、一般の鎌倉武者や土豪などでは
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)