“異類”の読み方と例文
読み方割合
いるゐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のどをしめられるやうな呻き声に変つたと思ひますと、やつと良秀は眼を開いて、針で刺されたよりも慌しく、矢庭にそこへね起きましたが、まだ夢の中の異類いるゐ異形いぎやう
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「……ほこらえんしたましたがね、……御存ごぞんじですか……異類いるゐ異形いぎやういしがね。」
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この水墨の薄明うすあかりの中に、或は泣き、或は笑ふ、愛すべき異類いるゐ異形いぎようである。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)