そう)” の例文
と、早口に言い渡し、そして彼自身は、郭北かくほく十八そうの一つ三番ぐらの方へ宙を飛んで行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——さればこそ、わが家においても、さきには金剛山の寄手にも加わり、一そう、二倉とあるかぎりな蓄備ちくびの稲も税物ぜいもつにささげ、また去年もぜに一万貫、この一月にも五千貫と、仰せつけのまま課税はずいぶんさし出しておる」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)