“郭北”の読み方と例文
読み方割合
かくほく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、早口に言い渡し、そして彼自身は、郭北かくほく十八そうの一つ三番ぐらの方へ宙を飛んで行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郭北かくほくの倉庫十八棟のうちの三番ぐらに一人一人檻車かんしゃに入れて押し籠めてある。何しろ戦騒いくささわぎで手が廻らんでな。しかし、なるほど奴らを都へ送るにも、見ばえをよくしておく必要はあった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)