“税物”の読み方と例文
読み方割合
ぜいもつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ならばちょうどよい。新田殿へも税物ぜいもつの御下命があり、そのため当所へくだり申した。ひとまず宿所へご案内ねがいたいが」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜならばただこの修験者に霰税を納むるのみならず、政府にはやはり当り前の租税を納めなくてはならないのですから、実にこういう仕方のために、いらない不可思議の税物ぜいもつを納めて居るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
しておる。せめて税物ぜいもつの面でその不奉公をつぐなわねば、相すむまいが
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)