“角倉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどくら50.0%
すみくら25.0%
すみのくら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元鳥越町の甚内橋じんないばし袂に、角倉かどくらのある二階建、せいぜい間数は六つ七つ、庭の広いのと、洒落しゃれ離屋はなれのあるのと、木口きぐちの良いのが自慢——といった家です。
……いつか宿直とのいの折、光秀どの御自身のおことばでは、大内城おおうちじょう里見城さとみじょうなどの天守の写し図も、角倉すみくらなにがしの墨縄すみなわの秘書なども、すべて、お手許に御秘蔵とか聞きました。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六月の末、角倉すみのくらの御朱印船が着いたが、沖繋おきがかりしたまま、人も貨物もあげない。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)