“穀倉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくぐら41.7%
こくそう41.7%
くら8.3%
こくさう8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうは、藩士へ対して、穀倉こくぐらの残り分と、金子の配分があるということで、集合の布令ふれがあった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
穀倉こくぐらの隅にいきづく若き種子たねその待つ春を人間もまつ
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「でも、畑のまた下道には、古い穀倉こくぐらがあるし、狐か、狸か。」
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
穀倉こくぐらの廂へあがつて雀の巣を毀したことを覚えてゐる
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
穀倉こくぐらの ひさし
青い眼の人形 (新字新仮名) / 野口雨情(著)
役署の穀倉こくそうは開かれ、奪いとった金やきぬは山をなし、良馬二百余頭も、一ヵ所につなぎ出された。宋江はこれの半分を梁山泊へ輸送させ、
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂宋ルソン穀倉こくそうと言われる此の盆地を確保することは持久戦を続けるために絶対必要なことである。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
彼が主力をひっげてこれへ来るまでの間に、柴田勢が放火したり、田畑や穀倉こくそうなどを蹂躪じゅうりんした地域はかなりの広さにわたっている。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富田ノ庄は、家々豊かだった。荒土ながら、穀倉こくそうのある家が多い。平和な真昼のまがきの花がうなだれていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——お父上、お父上。裏山の穀倉こくそうか、水の手には、まだほのおはかかりません。あれに、しばらく」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしてかくあしく耕すことのいかなる收穫かりいれに終るやは、程なく知られむ、その時至らばはぐさ穀倉くらを奪はるゝをかこつべければなり 一一八—一二〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
裏の方の大きい物置は、板倉風の丈夫なもので、裏には古いの新しいのと、材木や丸太が積んであり、物置の一部は穀倉こくさうで、一部は下男の伊太郎の寢泊りするところになつて居ります。