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收穫
読み方 | 割合 |
とりいれ | 40.0% |
しうくわく | 20.0% |
と | 10.0% |
かりいれ | 10.0% |
とりい | 10.0% |
みいり | 10.0% |
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勘次は
愈傭はれて
行くとなつた
時收穫を
急いだ。
冬至が
近づく
頃には
田はいふまでもなく
畑の
芋でも
大根でもそれぞれ
始末しなくてはならぬ。
彼は
前年寒さが
急に
襲うた
時、
種蒔く
日が
僅に
二日の
相違で
後れた
麥の
意外に
收穫の
減少した
苦い
經驗を
忘れ
去ることが
出來なかつた。
「どうしたつけ、
昨日の
豆はそんでもたんと
收穫れた
割合だつけが」おつたが
謎のやうにいつても
勘次は
更にはき/\といはなかつた。
しかしてかくあしく耕すことのいかなる
收穫に終るやは、程なく知られむ、その時至らば
莠は
穀倉を奪はるゝをかこつべければなり 一一八—一二〇
彼等は今はただ默つて土地を耕し、植え、
耘り、
收穫れてゐることだらう。
「お前の鼻には叶はないよ、俺の方は何んの
收穫も無い」