穀倉こくぐら)” の例文
へばたちまちにげるとりがどうかしてせま戸口とぐちひらいてある穀倉こくぐらこの餌料ゑさ見出みいだして這入はひらうとするときせま戸口とぐちるゝにりなければいたづらにくび
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
きょうは、藩士へ対して、穀倉こくぐらの残り分と、金子の配分があるということで、集合の布令ふれがあった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、畑のまた下道には、古い穀倉こくぐらがあるし、狐か、狸か。」
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
穀倉こくぐらの廂へあがつて雀の巣を毀したことを覚えてゐる
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
穀倉こくぐらの隅にいきづく若き種子たねその待つ春を人間もまつ
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
己の家の穀倉こくぐらには
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
穀倉こくぐらの ひさし
青い眼の人形 (新字新仮名) / 野口雨情(著)