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曹
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そう
ふりがな文庫
“
曹
(
そう
)” の例文
曹
(
そう
)
旦那も自身、中廊下の
角
(
かど
)
まで、世話を焼き焼きついて来たが、そこから奥は召使いたちの手にまかせ、あとはただ見送っていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「私は
秦
(
しん
)
の
閔王
(
びんおう
)
の
女
(
むすめ
)
でございましたが、この
曹
(
そう
)
の国に迎えられてきて、二十三年間、独りでおる者でございます」
黄金の枕
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
衛に出入すること四度、陳に留まること三年、
曹
(
そう
)
・宋・蔡・葉・楚と、子路は孔子に従って歩いた。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
今までの光輝がわが
曹
(
そう
)
の頭上にかがやき、香気が我らの胸に
逼
(
せま
)
って、そして
今人
(
こんじん
)
をして古文明を味わわしめ、それからまた古人とは異なった文明を開拓させるに至るのである。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その時、私は新銭座に居ましたが、マア
久振
(
ひさしぶ
)
りで飲食を共にして、
何処
(
どこ
)
に居るかと聞けば、
白銀台町
(
しろかねだいまち
)
に
曹
(
そう
)
某
(
なにがし
)
と
云
(
い
)
う医者がある、その家は寺島の内君の里なので、その縁で曹の家に
潜
(
ひそ
)
んで居ると云う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「うんにゃ、四匹の虎を退治したあげく、こんどは自分が虎になって、あの
因業
(
いんごう
)
旦那の
曹
(
そう
)
に密告され、たったいま、県役署へ曳かれて行った」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして二三年の後にやっと
曹
(
そう
)
という進士の女と結婚することになった。
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこで日頃はケチで因業な
曹
(
そう
)
旦那も、これはよッぽど大したお方に相違ないと、庭園に酒食を出して、李逵から猟師たちまでを家人一同でねぎらった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、帝のうしろから
后
(
きさき
)
の
曹
(
そう
)
皇后がそっと歩み寄られて
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“曹”の意味
《名詞》
役所の中の部屋。
仲間。
《固有名詞》
(中国史)春秋時代にあった小国。紀元前1046年頃、曹叔振鐸が建国し、紀元前487年に宋により滅ぼされた。
(出典:Wiktionary)
“曹”の解説
曹(そう)は部屋を意味する漢字。転じて漢字圏の官制における名称となった。近代日本ではもっぱら軍隊における階級区分の1つとして用いられる。
(出典:Wikipedia)
曹
常用漢字
中学
部首:⽈
11画
“曹”を含む語句
曹達
曹達水
曹司
児曹
御曹子
曹洞宗
吾曹
曹操
御曹司
曹長
兵曹長
曹丕
曹洞派
汝曹
爾曹
軍曹上
撒里矢爾酸曹達
曹国公
曹賊
軍曹
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