“今人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんじん95.2%
きんじん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや後進は先進にまさるべき約束なれば、いにしえを空しゅうして比較すべき人物なきにおいてをや。今人こんじんの職分は大にして重しと言うべし。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
故に俳句は一般にもてあそばるるが故に美ならず、下等社会に行はるるが故に不美ならず。自己の作なるが故に美ならず、今人こんじんの作が故に不美ならず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其文は今人きんじんの見て奇異とすべきものなるが故に、此に写し出すことゝする。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)