“こんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今人66.7%
金神30.0%
金身3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に俳句は一般にもてあそばるるが故に美ならず、下等社会に行はるるが故に不美ならず。自己の作なるが故に美ならず、今人こんじんの作が故に不美ならず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
吾々の一生を支配している「うしとら金神こんじん」というのは、実にこの「心理遺伝」の原則であるぞよ。今にドエライ証拠を出すぞよ……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼は今度も咄嗟とっさあいだに如来の金身こんじんに近づかずにすんだ。それだけはせめてもの仕合せである。けれども尼提はこう思った時、また如来の向うから歩いて来るのに喫驚びっくりした。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)