金身こんじん)” の例文
彼は今度も咄嗟とっさあいだに如来の金身こんじんに近づかずにすんだ。それだけはせめてもの仕合せである。けれども尼提はこう思った時、また如来の向うから歩いて来るのに喫驚びっくりした。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)