“さやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左様48.8%
左樣41.5%
然樣7.3%
然様2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「左様(さやう)、何人(なんびと)か罪の悩を抱(いだ)かぬ心を有(も)つでせうか」と篠田は飛び行く小鳥の影を見送りつゝ「けれど、悩はやがて慰に進む勝利の標幟(しるし)ではないでせうか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
下女(げぢよ)は「左樣(さやう)で御座(ござ)いましたか、どうも」と簡單(かんたん)に禮(れい)を述(の)べて、文庫(ぶんこ)を持(も)つた儘(まゝ)、板(いた)の間(ま)の仕切(しきり)迄(まで)行(い)つて、仲働(なかばたらき)らしい女(をんな)を呼(よ)び出(だ)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
カピ長 さゝゝ、沒分曉漢(わからんをとこ)ぢゃ。確(しか)と然樣(さやう)か? 其樣(そのやう)なことをすれば身爲(みだめ)になるまい。……すれば、何(なん)ぢゃな、では乃公(おれ)の命令(いふこと)を聽(き)かぬ! はて、今(いま)が時(とき)ぢゃ。
何(なん)でも人間(にんげん)を乗(の)つけられさうな馬(うま)ぢやあござらぬ。御坊様(おばうさま)は命拾(いのちびろひ)をなされたのぢやで、大人(おとな)しうして嬢様(ぢやうさま)の袖(そで)の中(なか)で、今夜(こんや)は助(たす)けて貰(もら)はつしやい。然様(さやう)ならちよつくら行(い)つて参(まゐ)りますよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)