然樣さやう)” の例文
新字:然様
申立てしも今聞とほりなり眞直まつすぐに申立よ此上つゝかくすに於ては急度きつと申付るぞと聞て善右衞門ヘイ明白めいはくに申上ます私しは然樣さやうなる者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
カピ長 さゝゝ、沒分曉漢わからんをとこぢゃ。しか然樣さやうか? 其樣そのやうなことをすれば身爲みだめになるまい。……すれば、なんぢゃな、では乃公おれ命令いふことかぬ! はて、いまときぢゃ。
これも亦須らく大の一字を念じて、然樣さやうな境界を脱し得なければならぬのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あからめイヱ/\五ヶねん前私し在所ざいしよ柏原の宿へ一夜とまりたれども其節そのせつ父銀五郎病中にて私しは十二さい一夜の旅宿はたごいかで然樣さやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おされしに三郎兵衞然樣さやうなりと申しける故彌々いよ/\其方四郎右衞門より借用致したるに相違さうゐなくは右百兩の金に十年の利分りぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)