“仕切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しき47.2%
しきり41.7%
じきり5.6%
しきっ2.8%
じき2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついでだとおもつてたが、此處こゝからぢやあつちのはうのそれつてべえ仕切しきつてすつちんだから、其處そこれてえとおもつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
下女げぢよは「左樣さやう御座ございましたか、どうも」と簡單かんたんれいべて、文庫ぶんこつたまゝいた仕切しきりまでつて、仲働なかばたらきらしいをんなした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
孫兵衛は、黙然もくねんと立って、廊下仕切じきりの障子をみなスーと閉めてしまう。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一打いちダアスばかりの眼球めのたまの中を、仕切しきって、我身でお妙を遮るように、主税は真中へ立ったから、余り人目に立つので、こなたから進んで出て、声を掛けるのははばかって差控えた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
魚の貯えてある舟底の魚槽ぎょそうは、船尾を竹網仕切じきりにして、江の水が自由にひたすようになっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)