“中仕切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかじきり83.3%
なかしき8.3%
なかしきり8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ、中仕切なかじきりの障子が、次のあかりにほのめいて、二枚見えた。真中まんなかへ、ぱっと映ったのが、大坊主の額の出た、唇のおおきい影法師。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
上框あがりかまちの板の間に上ると、中仕切なかしきりの障子しょうじに、赤い布片きれひものように細く切り、その先へ重りの鈴をつけた納簾のれんのようなものが一面にさげてある。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今朝けさ、眼が醒めましたら、台所の入口と私の枕元に在る奥の中仕切なかしきりが開け放しになっておりましたから、ビックリして奥の間の様子を見に行ってみますと、お父さんと
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)