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半揷
ふりがな文庫
“半揷”の読み方と例文
読み方
割合
はんぞう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はんぞう
(逆引き)
彼は水の
汲
(
く
)
んである
半揷
(
はんぞう
)
を置き直し、房楊子を使いながら、ここが勝手の土間だったと思い、慌てて首を振り、眼をそむけた。
ちいさこべ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一人の女は、
半揷
(
はんぞう
)
の湯を
盥
(
たらい
)
に
注
(
つ
)
いで、助手に手伝わせながら首を洗っていた。洗ってしまうとそれを首板の上へ載せて次へ廻す。もう一人の女がそれを受け取って髪を結い直す。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
厠
(
かわや
)
へはいっているとき窓から
西瓜
(
すいか
)
を投げ入れたのと、酔って寝ている
枕許
(
まくらもと
)
へ
半揷
(
はんぞう
)
を置いて、起きると水をかぶるような仕掛けを
拵
(
こしら
)
えたときだ
評釈勘忍記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
半揷(はんぞう)の例文をもっと
(12作品)
見る
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
揷
部首:⼿
12画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳
“半揷”のふりがなが多い著者
山本周五郎
谷崎潤一郎