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『ちいさこべ』
ふりがな文庫
『
ちいさこべ
(
)
』
茂次は川越へ出仕事にいっていたので、その火事のことを知ったのは翌日の夕方であった。当日の晩にもちょっと耳にした。川越侯(松平直温)が在城なので、江戸邸から急報があったのだろう、かなり大きく焼けているというはなしだった。江戸で育った人間は火事 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1957(昭和32)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間8分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
直温
(
なおあつ
)
名代
(
みょうだい
)
庇
(
ひさし
)
捉
(
つか
)
框
(
がまち
)
溜
(
た
)
蚕
(
こ
)
馬喰
(
ばくろ
)
丑年
(
うしどし
)
些細
(
ささい
)
人別
(
にんべつ
)
仔細
(
しさい
)
仰
(
おっ
)
伴
(
つ
)
佇
(
たたず
)
俯向
(
うつむ
)
倚
(
よ
)
儲
(
もう
)
劬
(
いたわ
)
動顛
(
どうてん
)
半揷
(
はんぞう
)
半纒
(
はんてん
)
却
(
かえ
)
双肌
(
もろはだ
)
吃
(
ども
)
吃驚
(
びっくり
)
呟
(
つぶや
)
唆
(
そそ
)
唸
(
うな
)
啜
(
すす
)
喉
(
のど
)
喧嘩
(
けんか
)
嗚咽
(
おえつ
)
噛
(
か
)
囁
(
ささや
)
土堤
(
どて
)
垢
(
あか
)
大伊
(
だいい
)
大留
(
だいとめ
)
年嵩
(
としかさ
)
庇
(
かば
)
怯
(
おび
)
慥
(
たし
)
憚
(
はばか
)
抽出
(
ひきだし
)
拵
(
こしら
)
按配
(
あんばい
)
挫
(
くじ
)
掩
(
おお
)
掻
(
か
)
揃
(
そろ
)
提灯
(
ちょうちん
)
晒
(
さら
)
杭
(
くい
)
枡屋
(
ますや
)
梯子
(
はしご
)
棟梁
(
とうりょう
)
此処
(
ここ
)
歪
(
ゆが
)
毀
(
こわ
)
汲
(
く
)
洒落
(
しゃれ
)
淹
(
い
)
潰
(
つぶ
)
牡丹
(
ぼたん
)
痩
(
や
)
眩
(
まぶ
)
睨
(
にら
)
稀
(
まれ
)
箸
(
はし
)
約定
(
やくじょう
)
縹緻
(
きりょう
)
肚
(
はら
)
肴
(
さかな
)
脆
(
もろ
)
腋
(
わき
)
腫
(
は
)
膝
(
ひざ
)
膳
(
ぜん
)
艶
(
つや
)
茂次
(
しげじ
)
葺屋
(
ふきや
)
蒼
(
あお
)
虱
(
しらみ
)
蜜柑
(
みかん
)
襷
(
たすき
)
覗
(
のぞ
)
訊
(
き
)
訝
(
いぶか
)
諄
(
くど
)
身妝
(
みなり
)
躯
(
からだ
)
躾
(
しつけ
)
辷
(
すべ
)
逞
(
たくま
)
運上
(
うんじょう
)
遮
(
さえぎ
)
采配
(
さいはい
)
鉋
(
かんな
)
鉦
(
かね
)