“大留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいとめ66.7%
おおとめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大留だいとめの仕事場でも、どうかすると彼は物影から人の話や素振りに注意するようになった。物事の裏面が彼の心を不思議に誘惑した。
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
彼も「大留だいとめ」の子飼いの弟子であるが、十三四のじぶんから火事が好きで、半鐘の音を聞くとすぐにとびだしてゆく。
ちいさこべ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
青鷺組あおさぎぐみ三蔵さんぞうは、犬山から四里ほどの地、大留おおとめの城主、森川権右衛門もりかわごんえもんのところへ、池田勝入の密書をもって、使いに行っていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)