“枡屋”の読み方と例文
読み方割合
ますや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝吉はたちまち枡屋ますやわれ、唐丸とうまるまつと称された博徒松五郎まつごろう乾児こぶんになった。爾来じらいほとんど二十年ばかりは無頼ぶらいの生活を送っていたらしい。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「うん、角屋の前に枡屋ますやという宿屋があるだろう。あの表二階をかりて、障子しょうじへ穴をあけて、見ているのさ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのほかには御用商人の大橋屋茂兵衛が、夜になってから枡屋ますや和助といっしょにやって来た。
改訂御定法 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)