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枡屋
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ますや
ふりがな文庫
“
枡屋
(
ますや
)” の例文
伝吉はたちまち
枡屋
(
ますや
)
を
逐
(
お
)
われ、
唐丸
(
とうまる
)
の
松
(
まつ
)
と称された博徒
松五郎
(
まつごろう
)
の
乾児
(
こぶん
)
になった。
爾来
(
じらい
)
ほとんど二十年ばかりは
無頼
(
ぶらい
)
の生活を送っていたらしい。
伝吉の敵打ち
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「うん、角屋の前に
枡屋
(
ますや
)
という宿屋があるだろう。あの表二階をかりて、
障子
(
しょうじ
)
へ穴をあけて、見ているのさ」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのほかには御用商人の大橋屋茂兵衛が、夜になってから
枡屋
(
ますや
)
和助といっしょにやって来た。
改訂御定法
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
山嵐はいよいよ辞表を出して、職員一同に告別の
挨拶
(
あいさつ
)
をして
浜
(
はま
)
の港屋まで
下
(
さが
)
ったが、人に知れないように引き返して、
温泉
(
ゆ
)
の町の
枡屋
(
ますや
)
の表二階へ
潜
(
ひそ
)
んで、
障子
(
しょうじ
)
へ穴をあけて
覗
(
のぞ
)
き出した。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「一石橋の
枡屋
(
ますや
)
へいったか」
ちいさこべ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
その玉子を四つずつ左右の
袂
(
たもと
)
へ入れて、例の
赤手拭
(
あかてぬぐい
)
を
肩
(
かた
)
へ乗せて、
懐手
(
ふところで
)
をしながら、
枡屋
(
ますや
)
の
楷子段
(
はしごだん
)
を登って山嵐の
座敷
(
ざしき
)
の障子をあけると、おい有望有望と
韋駄天
(
いだてん
)
のような顔は急に活気を
呈
(
てい
)
した。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
枡
漢検1級
部首:⽊
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“枡屋”で始まる語句
枡屋善作