“枡田屋”の読み方と例文
読み方割合
ますだや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路地の外の酒屋——枡田屋ますだやに押込んで有金五十両ばかりを出させ、「ここで待っているから平次を呼んで来な、後学のために千里の虎の姿だけでも拝ませてやらア」
気丈者の女主人お秀は、自分の家に起ったこの惨劇に顛倒てんとうして、ただもうウロウロするばかり、枡田屋ますだやの若旦那菊次郎は、真っ蒼になってガタガタふるえるばかりです。