“ますだや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桝田屋50.0%
枡田屋25.0%
升田屋12.5%
増田屋12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半蔵さん、脇本陣わきほんじん桝田屋ますだやへ来て休んで行った別当はなんと言ったと思います。御召馬とはなんだ。そういうことを言うんですよ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
気丈者の女主人お秀は、自分の家に起ったこの惨劇に顛倒てんとうして、ただもうウロウロするばかり、枡田屋ますだやの若旦那菊次郎は、真っ蒼になってガタガタふるえるばかりです。
「町内の升田屋ますだやの隠居と、中屋の若主人、お二人とも夜が明けてからお帰りになったのですから、お聴きになれば解ります」
銭形平次捕物控:050 碁敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「お首領かしらは大奥の中老、出雲いずもさまのことを心配していたでしょう。あっしは、出雲さまの実家は仲通りの呉服屋増田屋ますだやとききだし、それとはなしに見張っていると——」
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)