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『姉弟と新聞配達』
ふりがな文庫
『
姉弟と新聞配達
(
していとしんぶんはいたつ
)
』
早春の夕暮だつた。郊外の小ぢんまりした路角の家の茶の間で、赤ん坊はうつら/\眠かゝつてゐる。二十一になる細君は、ソツと用心深く取上げて、静かな二階に眠かさうと、階子段を上つて行つた。いつも細君は、この夕方の寝かしつける役目を、実家から女中払 …
著者
犬養健
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1923(大正12)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
熟
(
ま
)
仰
(
おつしや
)
直
(
ぢ
)
可愛
(
かは
)
頁
(
ペーヂ
)
最先
(
まつさ
)
病
(
わづら
)
申候
(
まうしさふらふ
)
羞
(
はにか
)
凝
(
じ
)
形
(
がた
)
抱
(
かゝ
)
此方
(
こつち
)
爽
(
さはや
)
覗
(
うかゞ
)
訊
(
たづ
)
同胞
(
きやうだい
)
守
(
もり
)
寛
(
くつ
)
左様
(
さう
)
投
(
はふ
)
捕
(
つか
)
敏捷
(
びんせふ
)
映
(
は
)
柔和
(
おとな
)
羨
(
うら
)
茫
(
ぼ
)
触
(
さは
)
躊躇
(
ちうちよ
)
一寸
(
ちよつと
)
儘
(
まゝ
)
助
(
す
)
塊
(
かたま
)
夕暗
(
ゆふやみ
)
徽章
(
きしやう
)
据膳
(
すゑぜん
)
敵
(
かな
)
日和
(
びより
)
気配
(
けはひ
)
滑稽
(
こつけい
)
玩具
(
おもちや
)
癇癪
(
かんしやく
)
眠
(
ね
)
窓際
(
まどぎは
)
紙
(
がみ
)
終
(
しま
)
解
(
わか
)
認
(
したゝ
)
誰
(
だれ
)
還
(
かへ
)
防禦
(
ばうぎよ
)
馳
(
か
)
仕度
(
したく
)
倚
(
よ
)
其処
(
そこ
)
具
(
そな
)
利
(
き
)
刺戟
(
しげき
)
呑気
(
のんき
)
塀
(
へい
)
嬉
(
うれ
)
宛
(
あ
)
容易
(
たやす
)
屠蘇
(
とそ
)
惹
(
ひ
)
捥
(
も
)
掻
(
か
)
揶揄
(
やゆ
)
晩餐
(
ばんさん
)
暫
(
しばら
)
椅子
(
いす
)
檜葉
(
ひば
)
気遣
(
きづか
)
溝
(
みぞ
)
点
(
つ
)
無暗
(
むやみ
)
煙草
(
たばこ
)
球投
(
たまな
)
生垣
(
いけがき
)
痩
(
や
)
目
(
め
)
直
(
す
)
眉
(
まゆ
)
真似
(
まね
)
眺
(
なが
)
筈
(
はず
)
箸
(
はし
)
経
(
た
)
綺麗
(
きれい
)
翌
(
あく
)
膝
(
ひざ
)
花弁
(
はなびら
)
茜
(
あかね
)
襁褓
(
むつき
)
貰
(
もら
)
貼
(
は
)
路角
(
みちかど
)
蹴
(
け
)
轍
(
わだち
)
這
(
は
)