“蛤鍋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はまなべ70.0%
はまぐりなべ30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛤鍋かなんかをつつきながら、しきりと女に酌をとらせていたものでしたから、右門は大声に叱咜すると、まずその荒肝をひしぎました。
その天麩羅屋の、しかも蛤鍋三錢ふのをつて、小栗柳川徳田……宙外君はつて、大擧して押上つた、春寒午後である。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
蛤鍋の味噌も固くなってしまった。私は原稿も書けないので、机を鏡台のそばに押しやって、淋しく床をのべる。ああ髪結さんにも行きたいものだ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
そして常に大精進でしたから、或る時友人と全生庵に坐禅をしに行った帰りに、仲町の蛤鍋這入ったが、自分は精進だから菜葉だけで喰べた事がありました。
我が宗教観 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)