“菜葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なっぱ83.3%
なつぱ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブル・オヤジはウルフを睨み付けたまま、右手をあげて合図をすると、自動車の中から、菜葉なっぱ服に鳥打帽の、肩幅の広い運転手が降りて来た。
ココナットの実 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
八王子には千人同心が、少くとも二小隊は集る。菜葉なっぱ服が二大隊、これも御味方しよう。甲府城には、加藤駿河するがの手で、三千人、それに、旗本を
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
……とその大湯おほゆ温泉をんせんで、おしろひのはなにもない菜葉なつぱのやうなのにしやくをされつゝ、画家ゑかきさんがわたしたちにはなしたのであつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
揚物あげものあぶらなべなかにて發火はつかした場合ばあひは、手近てぢかにあるうどん菜葉なつぱなどをなべむこと。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)