“同人雑誌”の読み方と例文
読み方割合
どうじんざつし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年少の子弟醵金きよきんして、同人雑誌どうじんざつしを出版する事、当世の流行の一つなるべし。されど紙代印刷費用共にはなはだれんならざる今日こんにち、経営に苦しむものまた少からず。
僕等は当時「新思潮しんしてう」といふ同人雑誌どうじんざつしたてこもつてゐた。「新思潮」以外の雑誌にも時時作品を発表するのは久米正雄くめまさを一人ひとりぎりだつた。そこへ「希望」といふ雑誌社から、突然僕へ宛てた手紙が来た。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)