“醵金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょきん86.7%
きよきん13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで町会の役員共が醵金きょきんしてこの屋根裏で子供の始末をつけさせようというのだが、世間は無駄がないもので、役員の一人に豆腐屋がいて
白痴 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
上海シャンハイ寄留の外国人らがその平和を欲するのあまりに、ともに醵金きょきんしてもって二国の争闘を調停せんとしたるがごとき
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
年少の子弟醵金きよきんして、同人雑誌どうじんざつしを出版する事、当世の流行の一つなるべし。されど紙代印刷費用共にはなはだれんならざる今日こんにち、経営に苦しむものまた少からず。
翌日よくじつ同志達どうしたちみんなから醵金きよきんした入院料にふゐんれうつて、彼女かのぢよ屍體したいりにた。すると、黒衣こくいばうさんたちが、彼女かのぢよ周圍しうゐいたが、K斷然だんぜんそれを拒絶きよぜつした。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)