“頂点”のいろいろな読み方と例文
旧字:頂點
読み方割合
ちょうてん25.0%
てっぺん25.0%
クライマックス16.7%
ちやうてん8.3%
てうてん8.3%
てつぺん8.3%
やま8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美しい百合のいきどおりは頂点ちょうてんたっし、灼熱しゃくねつ花弁かべんは雪よりもいかめしく、ガドルフはそのりんる音さえいたと思いました。
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
が、たった一つ、藁屋根の頂点てっぺんに、どこから飛んで来たか、虫喰いの稽古矢けいこやが一本、天矢そらやが落ちて来た恰好に、箆深のぶかく突っ立っているだけ。
村一番の競争は今や頂点クライマックスに達している。全く互角だ。緒方家は実力を増し、東金家は格式を得て、均衡きんこうたもっている。息子の出世で何方かへかしぐのである。僕は重い責任を感じた。
村一番早慶戦 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三角さんかく頂点ちやうてん
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
最後さいごわたくしが、最近さいきんたき竜神りゅうじんさんの本体ほんたいおがましていただいたはなしいたしますと、ははおどろきは頂点てうてんたっしました。
引き返して砂利の敷いてある所をすこると、会場から逃げた人がちらほらあるいてゐる。盛装した婦人も見える。三四郎は又右へ折れて、爪先上つまさきのぼりを岡の頂点てつぺん迄来た。みち頂点てつぺんで尽きてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この映画の頂点やまはヒロインが舞台で衣裳をかなぐり捨てブロンドのかつらを叩きつけて煩わしい虚偽の世界から自由な真実の天地におどり出す場面であって
映画雑感(Ⅴ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)