“みはらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見霽47.4%
見晴47.4%
露台5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ただし、紅白の蓮華が浴する、と自讃して後架こうかの前から急に跫音あしおとを立てて、二階の見霽みはらしへ帰りました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこはちょっとした見晴みはらしで、打開けた一面の畑の下に、遠くどこの町とも知れない町が、雲と霞との間からぼんやりと見える。しばらくそれを見ていたが、たしかに町に相違ない。
……さあさあひときり露台みはらしへ出ようか、で、塀の上から、揃ってものほしへ出たとお思いなさい。日のほかほかと一面に当る中に、声ははしゃぎ、影は踊る。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)