トップ
>
見晴
>
みはら
ふりがな文庫
“
見晴
(
みはら
)” の例文
装飾のない室の外は
葭簀
(
よしず
)
の
日避
(
ひよけ
)
をした
外縁
(
ヴエランダ
)
になつてゐて、広々した海湾の景色は寝台の上に
横
(
よこた
)
はりながら
一目
(
ひとめ
)
に
見晴
(
みはら
)
すことが出来る。
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
其は玉川の近くでも何でもなく、
見晴
(
みはら
)
しも何も無い桑畑の中にある小さな板葺のそれでも田舎には珍らしい白壁の建物であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
漸
(
ようや
)
く
山林地帯
(
さんりんちたい
)
を
出抜
(
でぬ
)
けると、そこは
最
(
も
)
う
山
(
やま
)
の
頂辺
(
てっぺん
)
で、
芝草
(
しばくさ
)
が一
面
(
めん
)
に
生
(
は
)
えて
居
(
お
)
り、
相当
(
そうとう
)
に
見晴
(
みはら
)
しのきくところでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
『やア、
僕
(
ぼく
)
は
今
(
いま
)
、フアーマーをして
居
(
ゐ
)
る
處
(
ところ
)
だ。まア
上
(
あが
)
り
給
(
たま
)
へ。
直
(
ぢ
)
き
足
(
あし
)
を
洗
(
あら
)
ふ。
離座敷
(
はなれざしき
)
は
見晴
(
みはら
)
しが
好
(
い
)
いから』と
客
(
きやく
)
を
好
(
この
)
む。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
門
(
かど
)
に
T. Hamashima
(
はまじまたけぶみ
)
, と
記
(
しる
)
してあるのは
此處
(
こゝ
)
と
案内
(
あんない
)
を
乞
(
こ
)
ふと、
直
(
す
)
ぐ
見晴
(
みはら
)
しのよい
一室
(
ひとま
)
に
通
(
とう
)
されて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
目的
(
めあて
)
の
海岸
(
かいがん
)
——
某地
(
ぼうち
)
に
着
(
つ
)
くと、
海
(
うみ
)
を
三方
(
さんぱう
)
——
見晴
(
みはら
)
して、
旅館
(
りよくわん
)
の
背後
(
うしろ
)
に
山
(
やま
)
がある。
上
(
うへ
)
に
庚申
(
かうしん
)
のほこらがあると
聞
(
き
)
く。……
町並
(
まちなみ
)
、また
漁村
(
ぎよそん
)
の
屋根
(
やね
)
を、
隨處
(
ずゐしよ
)
に
包
(
つゝ
)
んだ
波状
(
はじやう
)
の
樹立
(
こだち
)
のたゝずまひ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「おお、なるほど、これはよい
見晴
(
みはら
)
しですな」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当